『百いろ会』の最高傑作といわれた
『京の年中行事』シリ−ズ(昭和10年作)を
現在に再訪するのは
今回、『島原太夫道中』です。
太夫道中は年に何度か披露されますが
今回は昨日高台寺で行われた太夫道中をご紹介させていただきます。
豊臣秀吉の妻ねね(北政所)が、1606年に
秀吉の菩提を弔うため建立したといわれる高台寺で
ねね(北政所)を偲んで、月命日の6日にちなみ
毎年10月6日にお茶会が開かれているそうです。
その中で島原の太夫道中が披露されておりました。
昨日2回披露された内の朝の分を
スタッフが撮影に行ってまいりましたので
いくつかご紹介させて頂きます。
高台寺にあります洗心寮から本堂に向かわれます。
2人の禿(かむろ)さんを先頭に内八文字という独特の歩き方でゆっくりと進まれます。
前が振袖太夫さん、後ろが司太夫さんです。
禿さんの後ろ姿にも『ふり袖』と『司太夫』の文字が。
足元は手ぬぐいの図案にもあるように、三本歯の下駄でした。
本堂へ入られ、『北政所茶会』へと向かわれました。